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2007年05月17日

コツバメ

久々に虫のお話。

春は胸がときめく季節だ。
早春にしか咲かない花があるように、
早春にしか見ることのできない虫達がいる。

早春の虫達は、いかにも日本的な美しさがあると思う。
控えめだけれど、きめが細かい。
表情が、絶えず移り変わり、その一瞬の表情が宝石のように美しい。

なかでも自分が一番好きなのがこの蝶。

コツバメ
                     コツバメ

大きさは1円玉より少し小さいくらい。
翅(はね)を閉じてとまるので、表翅の色合いをお見せできないのが残念。
表翅の色は、深い深い青。
ビロードのような細毛が一際美しい。
裏翅は、一見地味だが最高級の反物のような仕立だ。

飛ぶときは、表翅の青がチカチカと明滅する。
そのとき、青の明滅を目印にして後を追うと、決まって見失ってしまう。
この蝶は、あまり長く飛ばない。
とまるときは翅を閉じるから、とまった瞬間に視界から消えるという寸法だ。

コツバメ
                 ノイバラにとまった

とくに珍しい種類ではなく、里山的な環境があればどこにでもいる。
見れるのは、春先の一月くらい。

春の柔らかな光の中。
小さな宝石との出会いを毎年楽しみにしている。

コツバメ
           ヒトリシズカで吸蜜していたのだが逃げられた




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 ミズカマキリ (2006-09-26 20:57)

この記事へのコメント
こんばんは
iwaoさんは生物全般に詳しいんですね~
青は明滅する蝶ですか~昆虫の世界で奥が深いですね! ところで、私もGWの川辺でキバネツノトンボという体が毛虫で羽が黄色く、触覚の先が丸い変な昆虫を見かけました。これまで見たことがないので「新種発見か?」と図鑑で調べてガッカリしました(笑)。
昆虫ネタもいいですね!
Posted by tobitani at 2007年05月17日 19:50
>tobitaniさん
おー、渋いの見つけましたね^^
ツノトンボにも何種類かいますよー。
確かに珍しいのを見つけると、新種かと思いますよねw
Posted by 管理人 at 2007年05月24日 11:26
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    コメント(2)