男鹿へ

iwao

2006年09月18日 11:32

先週の釣行で、今年度の渓流に終止符を打った。
しかし、にわかに釣熱が再燃しているワタクシ・・・
行ってきましたよ。
そう、海へ!

海釣りは、秋田に来てから何回か行っていた。
それでも前回行ったのが2、3年前だったろうか。
釣り物は、烏賊(アオリイカ)だった。
餌木といわれる疑似餌(ルアーですな)を丘っぱりから
なげて釣るもので、会社の釣好きと一緒にいったものである。

結果。
・・・ボウズでした。はい。
しかし、当時は全然悔しくもなかったし、また来たいとも全く思わなかった。
ところが、今年は違う。
封印されていた釣師の血が沸騰したため、忌まわしき過去を
払拭すべく敢然と立ち向うワタクシなのである。

っと、事前に収集した情報で要点だけ書き出すとこんな感じ。

・秋田のアオリイカ(以下、イカで。・・・ダジャレではない。)の釣期は、8月終わり~11月一杯。
・釣れるイカは新子で、親イカは釣れない(死滅回遊の新子という話だ)。
・磯場っぽいところであれば、秋田全県の海岸で釣れる。
・釣り場は、地磯まわり~波止、漁港。
・日中も釣れるが、夜のほうがよく釣れる。
・餌木は、底をとってからシャクルこと。
・イカは、餌木が沈むときに針にかかる。
・釣具は、餌木をスムーズに沈ませるため、道糸をPEライン、ハリスはフロロカーボン。

基本に忠実にってことで、準備万端の出撃前夜23時。
「これって寝たら起きられないよな・・・」と一人つぶやくワタクシ。
24時、出撃。一路、男鹿へ。
・・・アホである。釣りに完全に脳を焼かれてしまった。
途中、秋田のなか卯で腹ごしらえ。
男鹿の某港着、・・・2時半。夜明けまで仮眠。

目が覚めると、すっかり明るくなっていた。
焦って時計を見ると、5時半。
今ちょうど明るくなったころだ。ほっと一安心。
釣り場をみると、もうしゃくってる人がいる。

「よーっし、やったるでー!」と出撃。
投げてはしゃくり、投げてはしゃくる。

餌木には、ミノーのようなリップがないので、引いても小気味いいような感触はない。
スタイルは、魚だかエビだか・・・っというような風貌。
どっちを摸してるんだろう?と思うが、水の中に入れてみれば答えは明白。
水の中でシャクルとその動きは、エビそのもの@@
子供のころ(オヤジでもいいんだけどw)、エビ採りをして遊んだことがある人なら
すぐわかる。エビは驚くとピン!ピン!と跳ね上がり、そのあと腹側の小鰭を
わらわらと動かして底めがけて斜めに降りていく。
餌木で表現しているのは、まさにこの動きなのだ。

エビが踊るのをイメージしながらしゃくっていると・・・
不意に竿先がじわりと重くなった。
「?」っと思いつつリールを巻くと、かすかにだが暴れる感触。
餌木が水面に顔をだすと同時に、水面に黒いもやが・・・
「きたーーーーーーーーーーーー!」←周りに人がいるので心の中の声



なんと開始10分もせずに釣れてしまった・・・。
あの日のボウズはなんだったのだろうか。

それから3時間少しのあいだに5杯を追加した。
およそのサイズは、このくらい。



釣り味は、小さいためかそれほど楽しいものではないが、
タコのようにただ重いだけではなくて、ちゃんと走るので面白い。
竿を感度の良いものにしたら楽しめそうだ。
アタリには、シャクルときに向こうアワセでかかる感じと、
沈む餌木を引っ張るときに糸が走るのをみてあわせる感じの2タイプがあった。
後者のほうが断然おもしろい。
なんとなく手長エビ釣りを彷彿させるものがあった。
釣り味のほうは、子供の頃のイイダコ釣りのような感じ。
ほのぼのとした釣りもいいものだ。
小さいものは放して、大きいものはキープ。
晩飯確保!!

ゆったりとした気分でコーヒータイム。



その後は、もう十分釣ったし帰ろうかと思ったが、
夕まづめの状況もしりたかったので昼飯やら偵察やら。

3時にまた同じ場所に戻った。
気長に投げてはしゃくりをやってると。
ズシリと思い感触。すぐに底が切れたので海草ではない。
ジワジワと思い感触は、アレに違いない・・・。
水面まで上がってきたそれは、やはりタコだった。
「うわー、デカイな・・・」と思いつつ回りを見渡す。
誰もいない・・・h
仕方なく手で取り込めそうな場所まで引っ張っていこうと
そこまで目をやった。距離的に200mはある。
っと不意に軽くなった・・・。
海底目指して一目散に踊るタコ君。
底にへばりつくのが見えた。
「あぁ、・・・茹ダコ食いたかったなぁ」とたたずむ釣師。
タモもってきといた方がよかったかなぁと思いつつ、次の1投。
何度かシャクルと、またズシリ・・・。
「ま、またか・・・」とリールを巻いていると、旨い具合に見物のご夫婦が通りかかる。
奥さんに竿を渡して、車までダッシュ!(ここ5年ほど、こんなに必死で駆けたことなかったな(笑))
雑魚採り用のタモ網(柄が短いh)を取り出して、戻るとまだバレてなかった。
が、タコが岸壁にへばりついてしまった模様。
こうなったらテコでも動かない。うーむと思っていると、釣師の一人が加勢してくれて
うつ伏せに寝転がってタモで岸壁をこすってくれた。
驚いたタコがほどなく岸壁から離れて、見事にネットイン。



助勢に深く感謝して、網からタコを出した。
ミズダコではなく、マダコのようだ。
晩飯がさらに豪華になったw

その後日暮れまで粘るが、イカは2杯のみ。
それにしてもイカ狙いの人が多い。
釣れないと長居はせず、30分ほどで他に移ってしまう。
そのほうが効率がいいのだろうか。

なんだかんだで、家に着いたのは21時過ぎだった。
もうちょっとで24時間になるわけだ。
「アホだな。」と一人ごちるものの、顔は笑っていたに違いない。
プシリとビールの栓を開ける。
旨い・・・。
ビールは飲み終えたのかどうかわからない。
そのまま眠ってしまった。

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    詳しくは、前回のブログ(雨END?)をご覧ください。
    参加希望、質問その他、コメント欄にどしどし書き込みしてください。
    ご参加お待ちしております^^


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